Compassブログ ~人生という航海へ向けて~

本ブログは、アフィリエイト広告を利用しています。

Asset

Management

Hobby

Infomation

Technology

Study

Zakki

【漫画感想】ハコヅメ~交番女子の逆襲~(17)

 6月23日に、

ハコヅメ~交番女子の逆襲~

最新17巻と別章アンボックスが発売されました。

 

何週遅れだよ、と今更感満載ですが、

感想記事書いていきます!

 

今回は17巻の感想のみで、アンボックスはまた別回です。

 

【概要】

架空の県・岡島県の警察。

物語は主人公・川合麻衣が町山交番で、ペア長の藤聖子巡査部長と出会うところから始まります。

一癖も二癖もある魅力的なキャラクターたちと笑いあり涙あり考えることありの、

交番ヒューマンドラマ漫画になっております!

 

【今巻感想】

相変わらず、全話めちゃくちゃ面白かったので、

すべて詳細に語りたいところではあるんですが、

それも無粋かなという思いもありますので。

 

すごく好きだった話や、興味深かった点に絞って書いていきます。

 

●その143 雲上人の啓示

川合と源部長、如月部長が、"本部長賞誉"という大変立派な賞をもらう話です。

 

話の雰囲気は6巻その50 笑ってはいけないお誕生日会に近い感じです。

そう、怒涛のボケ倒し回ですね。

笑ってはいけない授与式です。

 

そして、川合の可愛さが爆発している回でもあります。

・副署長に礼式は覚えているかと問われ、

「警察学校の卒業証書いただいた以来なのでフワフワであります」

・如月部長の前でチンパン

・副署長も恐れる本部長にちゃんと進言

 

川合のすごいところは、いつでもド直球なところです。

分からないことは分からないと言う、上官に対してもちゃんと意見できる。

若手にとっても最も必要な能力だと思います。

 

若手の頃って、分からないことばっかりで、

先輩・上司に任せておけば仕事はそれなりになんとかなるものです。

けれど、自分に信念があるのであれば、

勇気をもって発言することが必要なのです。

仮に間違っていても、そこで得られる学びはいつかきっと活きるはず。

 

話末のカラーページの川合は、

可愛いだけでなく凛々しさ・格好良さすらありました。

 

そのほか、

天然ボケを炸裂させる如月部長

・沸き立つ警察官の血潮をおキャリア様に見せつける源部長

・つられてバグる副署長

 

如月部長は普段ちゃんとしてるのに、

時々天然ボケを見せつけてくるところが可愛いです。

 

副署長の(法と組織が許せばボコボコにしたい)は、

副署長クオリティが溢れているなって思いました。

笑ってはいけないお誕生日会でも「アレな目に遭わす」という、

ギリギリアウトな発言もありましたしね。

 

最後に、川合が本部長殿に進言するわけですが、

その時の本部長の反応がとても可愛いです。

また登場してほしいですね。

 

●その149 撮り直せない写真

話の流れが綺麗すぎて最終回かと思いました。(笑)

 

1ページ目が西川係長のアップショットでまずびっくり。

警察手帳の顔写真撮影です。

 

その後、藤部長、牧ちゃん、カナ、川合の女子会風景を撮影。

なんとこのショットが、4巻の表紙だったという流れで、

ここで1回懐かしさに駆られたわけです。

 

次に何年後かの川合のシーン。

未来の川合が過去を振り返って語るシーンで、アレ、と。

 

そして、最終ページで写真と簿冊でEND.

 

アレ? 終わった?

 

しかも、この後は特別編だったのでなおさら最終巻感が(笑)

もちろん、今巻が最終巻というわけではないですが、

話の流れがあまりに綺麗すぎてですね(笑)

巻末の次巻予告を見てようやく安心しました。

 

最終ページの簿冊も背面タイトルを読んでみると・・・。

とある事件を示唆していることが分かります。

アンボックスへの導入です。

 

●そのほか気になったところ

○仲間を自分サイドに引きずりこむ源

源部長は、こと人心対応について超能力じみた才能があります。

相手の心情を読み取る能力、誘導する能力、発言を促す会話運び。

だからこそ、取り調べの天才と言われるわけですが、

源はしばしばその能力を悪用します(笑)

 

今巻においても、幸せ街道を進もうとする川合を誘導し、

ジャージ&反射材装備でおしゃれバルに行かせることに成功したわけです。

 

・・・源、前巻でも山田に似たようなことしてましたよね。。。

 

○伊賀崎交番所

1巻から登場していたものの、15巻までネームレスキャラだった伊賀崎交番所長。

今巻で彼の深奥をほんの少しだけ垣間見ることができます。

 

15巻でネームドキャラクターになるまでの、

伊賀崎交番所長の個人的に印象に残った回というと、

・5巻その57 公妨で攻防

・8巻その70 警察の警察

です。

 

「公妨で攻防」では、伊賀崎交番所長の若干倫理観の欠如した部分や、

極力仕事をしないという信念が明らかになりました。

 

「警察の警察」では、普段現場に出ないのに現場出動して、

しれっと随時監察を回避しました。

当時は要領良いのか勘がいいのかくらいにしか思っていませんでしたが、

奥岡島事件の話や今巻の話を加味すると、もしかして・・・。

という思いがふつふつ湧いてきました。

 

伊賀崎交番所長のプロ意識の高さを知ることができたのと同時に、

背筋に寒気のような恐怖も感じました。

今後の伊賀崎交番所長の活躍?が楽しみです!

 

○カナ

この記事を書く上で過去巻を調べていて気付いたんですが、

カナが表紙にいるのって今のところ4巻と9巻だけなんですね。

これはその149 撮り直せない写真 で少し言及があって、

昔から運が悪く4や9の忌み数にばかり縁があると。

 

カナの話につなげることを想定して、昔から単行本の表紙を考えていたって考えると、

すごい構成力だなと思います。

どこまで狙ってやっているんだろう。

 

上記の話に加え、その148 くノ一の察する目 では、

カナの劣等感に言及があります。

「警察官として恵まれたものなんて一つも持っていない」と言っていますが、

カナの”察する”力は、登場キャラクター達の中でも随一ではないかと、

個人的には思っている次第です。

 

 

以上が、最新17巻の感想でした。

読み返しながら、やっぱりハコヅメは全巻全話全ページ面白いなと、

再認識しました。

 

今回触れなかった話でも、様々な部分で、

このカットが面白い! このセリフが良い! っていうのはたくさんあります。

 

そんな魅力たっぷりの17巻でした!!

 

以上。

 

プライバシーポリシー ・お問い合わせ