Compassブログ ~人生という航海へ向けて~

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【資格試験】【勉強方法】データベーススペシャリスト(DB)

さて、前回DB合格報告をさせていただき、

その時宣言したとおり、データベーススペシャリスト(以下DB)の勉強方法等について、

書いていこうと思います。

 

【前回記事】

compass2021.hatenablog.jp

 

  1. 試験について
  2. 合格時の私のステータス
  3. 所感
  4. 試験対策
  5. 終わりに

 1.試験について

企業活動を支える膨大なデータ群を管理し、パフォーマンスの高いデータベースシステムを構築して、顧客のビジネスに活用できるデータ分析基盤を提供するデータベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す方に最適です。

(引用)IPA 情報処理推進機構 データベーススペシャリスト試験(DB)

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/db.html

IPAが実施する試験の内、高度区分に分類される非常に難易度の高い試験です。

データベースの管理・設計に携わる人に必要な知識を試される試験になっています。

 

後述しますが、私は業務上データベースを使うことはあっても、

管理・設計はしないので、なんというか、オーバースペックな資格試験です(笑)

 

 2.合格時の私のステータス

応用情報技術者試験合格済み

ただし、当時データベース分野は苦手過ぎたので、午後試験では選択していません。

見返してみたら、午後の受験科目は、

情報セキュリティ(必須)、経営戦略プログラミングプロジェクトマネジメントシステム監査でした。

ひたすらマネジメントとストラテジに逃げてますね(笑)

 

応用情報技術者試験については↓

compass2021.hatenablog.jp

情報処理安全確保支援士試験合格済み

分野が違うので、知識的にアドバンテージはないと思います。

ただ、高度区分の1日4回試験(午前Iは免除ですが)の経験があるのが、

多少アドバンテージか? って感じです。

 

情報処理安全確保支援士試験については↓

compass2021.hatenablog.jp

業務経験について

データベースの運用・設計に携わったことはありません。

SQLを使ってデータベースからデータを取得することはたまにあります。

その他、データベース以外のシステム設計経験はあり。

その他

Javaを使ったことがあるのですが、

オブジェクト指向型言語の経験があると、

スーパータイプとサブタイプあたりのエンティティの理解には役に立った気がします。

 

また、趣味で株式データに関するデータ集計表など作っていたので、

データの依存関係(会社名は証券コードに依存する)などの理解に役に立った気がします。

 

その他、大学等でデータベースについて、

専門的に学んだ経験はありません。

 

 3.所感

まず、ざっくりとした感想として、数学っぽいなとは思います。

 

前述のとおり、応用情報やSC、

あとは結果として落ちたITストラテジストの受験経験がありますが、

午後問題ができるようになるまでめちゃくちゃ時間が掛かりました。

ITストラテジスト 午後II除く)

 

まず、問題文が理解できない(笑)

初めて午後の問題を解いた時の感想です。

 

文章量も膨大で(たぶんSCより多いです)

その上問題設定と問題、回答が紐づけられず、ひたすら頭に?が浮かびました。

初体験で打ちのめされて、しばらく午後の勉強したくありませんでした(笑)

 

あと、感覚的で申し訳ないのですが、

問題の回答の仕方が、私の経験した他の試験と印象が違います。

他の試験は、問題文を理解し、

問われていることに問題文および出題範囲の知識で答える。

DBは、問題文を理解し、

問われていることに問題文および出題範囲の知識を活用して答える。

 

この活用の部分が、他の試験と違う印象を受けた理由であり、

また、数学っぽいなと感じた理由だと思います。

だから、他の試験では知識がなくて解けなかった場合、

「ふーん、そんなもんか」って納得できたんですが、

DBでは、知識がないと、解答・解説が理解できません。

「なぜ???」ってなりました。

 

なので、DBでは知ってれば解けるの一段上の、

理解が求められるかと思います。

その分、一度理解してしまえば、

さまざまなパターンの問題に対応できるのではないのかなとも思います。

 

 4.試験対策

 4-1.勉強期間

昨年、2021年秋試験に申し込みした~という記事を書いており、

元々2021年秋に受験予定でした。

ただ、転職や引っ越しともろ被りになってしまったため、

そこではいったん受験を取りやめ、今年再チャレンジしたわけです。

 

なので一応一発合格です!(笑)

もっとも、昨年受験していても落ちていたでしょうが。

(午後両方ぎりぎりだし……)

 

○昨年

昨年春ごろから勉強を始めていたようです。

 

教材については後述しますが、はじめは「情報処理教科書 データベーススペシャリスト」を使っていました。

夏ごろまでテキストを読みつつ、たまに過去問をやっては絶望していたわけですが、

前述のとおり、転職がらみで試験を受けられそうになかったため、

そこでいったん勉強中止です。

 

○今年

今年のまた春ですかね。

4月に年度の目標として、DB頑張りますって書いてありました。

ちょうどそのころに、ProgateでSQLの勉強をしていた形跡があります。

 

勉強再開のきっかけと、あとは仕事でSQLを使うからですね。

GWくらいまでやっていたような気がします。

 

勉強期間は、2021年4月~8月、2022年4月~10月と、約12か月。

勉強時間は、まったくやらない日もあれば

日に数分(小章をいくつか読むだけ)のこともあれば、

直前期は土日、午前中に午後2の問題1つ、午後に午後2の問題1つで、

復習まで入れて8H近くやっていたこともあります。

 

詳細な時間は測っていないのでどんぶり勘定ですが、

ざっくり1H/日として、1H×30日×12か月=360H

まあ、こんな感じじゃあないでしょうか。

 

私は勉強時間自体にあまり意味は見出さないタイプですが、

おおよその参考として。

(大事なのは理解することなので、変に時間を意識して、理解していないのに大丈夫と思ったり、理解したのに無駄に時間を掛けるのはもったいないと思うので)

 

 4-2.教材

使用した教材を紹介します。

あくまで私の独断と偏見です。

ちなみに赤字は私が実際に使用した順番で、

青字は私の推奨順です。

 

①徹底攻略 データベーススペシャリスト教科書

2冊目に使用したテキストです。

時期としては今年の5月くらいからだったかと思います。

②の情報処理教科書をベースに勉強を再開したわけですが、

なんとなく覚えが悪いと感じたので、

インプット用テキストとして追加購入しました。

 

分厚くて大変そうな印象を受けましたが、その分説明が比較的丁寧で分かりやすく、勉強を始める1冊目に良いテキストだと思います。

正規形の説明も、丁寧に書いてあり何度も読み返すことで理解できました。

(ちゃんとしている人は応用情報までの勉強で理解しているかも)

 

章立ても単元ごとにまとまっていて読みやすく、

章末に練習問題が設けられているのもGOODです。

 

1点、個人的にう~んとなったのが、午後問題の解説です。

午後問題の解説が文章メインで書かれており、非常に読みにくかったです。

 

というのも、DBの試験は図が非常によく出てきます。

また、概念データモデルの問題など、図に書き込む問題もほぼ必出です。

なので、問題文と図と解説がリンクしていることが、

個人的にとても大事だと思っています。

 

理想は見開き1ページに該当の問題文、図を併記して解説してくれることだと思いますが、

この本ではまず文章でダーッと説明して、

その問題の最後に正答の図が書かれています。

なので、ページをいったりきたりしないと理解できず、非常に読みづらかったです。

午後対策としてはあまりおススメできません。

 

ただし、先述のとおり、内容は分かりやすくまとまっているので、

1冊目のインプット用のテキストとしては良いと思います。

 

②情報処理教科書 データベーススペシャリスト

午後問題対策に強みのあるテキストだと思います。

先のツイッターで見た通り、1冊目に使用したわけですが、

1冊目に使用したことは少し後悔しています。

 

というのも、この本はいくつかの点であまり初学者向けではないと感じました。

初学者が1冊目に読むのにはおススメしない理由

I.序章が午後対策から始まる

本を読む順番を器用に切り替えられる人はいいかもしれないですが、

私は本は頭から読むべしという頭カチカチ人間なので、

読み始め当初理解が出来ず苦労しました。

 

内容は午後の長文問題のアプローチについてで、タメになる内容ではあるので、

本の後半に持ってきてくれると、理解しやすいのではと思いました。

 

II.説明が簡素

①の徹底攻略に比べると、説明は簡素めです。

私のようなデータベースあんまり詳しくないかもって人が読むと、

あっさりしすぎていてあんまり頭に残らない感じがします。

(そもそも応用情報(略))

 

III.章立てが大味

インプット部分が序~4まで

(序は回答テクニック、4は重要キーワードで数ページなので実質3章)

なので、なかなか体系的にまとまっているとは言い難いです。

今書いてて思ったこととしては、午後Iの出題パターンで分けているんですかね。

DBを体系的に、順序だてて勉強していくような構成にはなっていないように感じます。

 

といったところが、初学者が1冊目に読むのにはおススメしない理由です。

しかし!!!

このテキスト自体は午後対策としては非常におススメなのです。

 

午後対策にとてもおススメな理由

I.午後問題の解説がとても丁寧

まさに、徹底攻略で微妙だった午後問題の解説が非常に丁寧です。

解説にあたって、設問、問題文の関連個所を抽出して、説明してくれています。

これが無茶苦茶分かりやすい!

また、解説に図・表も抜き出して紐づけてくれているため、

問題文の読み方が分かるようになります。

 

II.過去問解説のDL?

?が付いているのは、私が使っていないからです。

というのも、昨年買ったテキストをそのまま使っているので、

DL期限が過ぎてしまったんですねぇ……。

ただ、もしDLの解説がテキストの解説と同じ精度で書かれているなら、

これほど強力な武器はないと思います。

 

私の言っているような丁寧な解説は紙面を取るというのがネックです。

本が分厚くなるか、ページ数を抑えるなら他の部分を削るか。

それを、昔の過去問解説についてはDLで! というのは、

なるほど素晴らしい、と言った感じです。

 

III.何のかんの便利な午後対策

先ほど、章立てで序章に午後対策が書かれていて読むのに苦労したと書きましたが、

内容自体は非常に役に立つものです。

 

午後問題のパターン分析と重要過去問を示してくれています。

この重要過去問を丁寧な解説ありで勉強すれば、

非常に力が付くのではないでしょうか。

 

IV.実例豊富な説明

1~3章のテキスト部分でも、過去問から重要部分を抜き出して、

過去問の実例ありで説明してくれているため、

問題への橋渡しが意識されているように感じました。

 

資格試験で大変なのは知識のインプットから問題を解くアウトプットへの橋渡しです。

勉強したのに、いざ過去問といてみたらどう手を出していいのかちんぷんかんぷん、

といった経験は誰しもにあるのではないでしょうか。

 

知識のインプットの段階から、アウトプットを意識させてくれる説明は、

役に立ったと思っています。

 

といった点から、このテキストは、

勉強を今から始めようという人が1冊目に読むにはハードだが、

一通り勉強して午後対策をしたい人だったり、

1回DBを受けたけど午後試験でダメだった人

には非常におススメなテキストだと思います。

 

データベーススペシャリスト「専門知識+午後問題」の重点対策

②情報処理教科書で過去問解説をDLできなかったため、
午後問題対策用に購入した問題集です。
結論から言うとあまりおススメではありません。
理由は①徹底攻略と同じく、解説がテキストベースだからです。
 
専門知識のパートは、
午後問題を解くためにキュッとまとまっていて助かる部分もありますが、
①,②と比しても比較的高額のため、あえて買うメリットはあまり感じられないです。
 
午後問題のパートは、
メインテーマごとに過去問が複数掲載されているため、
単元ごとに午後問題を攻略していくことができるかと思います。
たくさんの問題を解きたいという需要には合うかもしれません。
 
私が使用したテキストは以上3冊です。
その他有名どころではALL IN ONEシリーズや合格教本シリーズがありますが、
これらは使用したことがないのでなんとも。
 
個人的な感想としては、1冊でOKってテキストはなかったように思います。
DBにおいては、テキスト部分はもちろん、
午後問題の解説まで目を通してみて自分に合っているかを確認してから、
テキストを買うとよいと思います。
 
 4-3.勉強方法

基本的にはテキストを読み→問題を解くをひたすら繰り返します。

①徹底攻略については、5回は通読したうえで、

その後も何度か個別の観点を見直していました。

 

I.午前II対策

例によって午前Iは免除のため、対策なし。不明です。

午前IIはいつも通りデータベーススペシャリストドットコム様過去問道場をひたすら周回しました。

 

はじめの内は日に10問程度、

追い込み期は日に100問程度解いていました。

はじめの内は分からなくて当たり前なので、

正解不正解よりも、解説を理解することに重点を置いています。

最終的には、100問解いて9割取れれば午前IIについては安心できるかと思います。

 

II.午後問題対策

まず、初めて午後問題を自力で解こうしたときには、手も足も出ないと思います。

私はそうでした。

見事に心を叩きおられ、しばらく午後問題を解きたくありませんでした(笑)

はじめの内はそういうものだという心構えでいた方が良いと思います。

 

対策は平凡で、

テキストを読み→午後問題を解く→解説・テキストの関連部分を読み返す

を繰り返します。

他の試験ではあまり感じませんでしたが、

テキストの関連部分の読み返しはDBでは特にやった方が良いと思います。

理屈を理解しないと問題を解けるようになりません。

 

テキストを読んだ回数、解いた問題の数が大事だと思います。

(理解が1番大事ですが、理解するためには数も必要です)

 

試験対策としては以上となります。

 

5.終わりに

以上が私のDBの取り組みのすべてです。

結局投稿できたのは年末ぎりぎりでしたね。

過去になく苦戦した試験だったため、文章量も膨大になりました(笑)

なんとか年内に書き終えられて良かったです。

 

最近は新聞記事を読んでいてもDXだのリスキリングだのといったものを、

よく目にするようになったと感じます。

それくらい、社会人になってからも勉強をする必要性が、

高まってきているのだと思います。

 

資格勉強をしたらなんだ、それが何の役に立つんだといったことは、

これはすぐに成果を出すのはなかなか難しいと思います。

しかし、幅広い知識・知見を身に付けることは、

将来思っても見なかった形で役に立つこともあろうかと思います。

 

人生は回り道です。

この場末の記事が、これからDBへ挑戦する方への一助となれば幸いです。

 

以上

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